雨の中、新たに侵入してきたのは二人の男子高校生でした。
先ほどの四人と同じ制服です。
おそらくいつもこの敷地内で合流して、一緒に喫煙しているのでしょう。
その二人は私を見るなり、「うわ!」と驚いた顔をしていたので、
「ちょっと聞いてもいい?」と私から話しかけました。
「ここに入ってきたのはどうして?もしかしていつもここでタバコ吸ってるの?」と尋ねたら、
「いえ!違います!吸ってません!」と断言するので、
「そうなの?でもさっき同じ制服の4人組が来て、ここで明らかにタバコを吸おうとしてたんだけど、私を見て猛ダッシュで逃げて行ったのよね。」と言うと、
「あー!分かった、あいつらだ!そういうことをする4人組は、あいつらしかいない!分かりました!俺たちがそいつらを叱っておきます!じゃ!」
そう言いながら二人は非常に不自然な感じで引き返していきました。
何とも白々しい言い訳に呆れてしまいました。
…が、ふと考えてみると、この日私一人で、六人の男子高校生を追い払ったことになるんですよね。
もちろんまたこんな危険なことをするわけにはいかないので、
その後、交番へ行ってこの敷地の巡回パトロールをお願いして来ました。
登下校の時間帯に定期的にパトロールしてくれるとのことで、一安心!
今後はお巡りさんにご協力いただいて、ボヤが起こらないよう見守っていきたいと思います。