増築している建物の中に、立地上の制限のためか、

急勾配で幅が狭い『危険な階段』が見受けられる時があります。

私はお客様のお宅で2階に上がる必要がある時、階段の上り下りで感じた第一印象を、お家の方に伝えるようにしています。

なぜかと言うと、住んでいるうちにお家の方はその階段に慣れて何も感じなくなっているからです。

例えば「段差が結構キツイですね。いつも上る時に大変じゃないですか?」とか、

「手すりが付いていないので、下りる時に怖いと思うことはないですか?」と尋ねてみます。

そうすると大抵、お家の方は「そうなの?あまり感じたことがないわ。」とおっしゃいます。

実はこれが怖いんです。

”慣れ”は危険予知感覚を麻痺させてしまいます。

自宅の階段の特徴をよく知っているので、大して危険ではないと考えてしまうんですね。

でも身体は確実に変化していきます。来客がその階段を使用することもあります。

ですから、『転ばぬ先の対策』が必要なんですね。

つい最近、油断していると3段くらい踏み外してしまいそうな『危険な階段』のお宅がありました。

やはりお家の方はそれほど危険を感じていないようだったので、

落下防止にもなって、体調が悪い時にしっかり掴めるU字型の手すりを提案してみました。

イラストを描いて『この位置にこんな風に付けます…』と説明すると、イメージがハッキリしたようで、

「ぜひ取り付けてほしい!」ということになりました。

そして実際にその手すりを設置したところ、お家の方は、

「とても安心感がある!もっと早くに付けていればよかった!」と非常に喜んで下さいました。

U字型手すりの使い心地を何度も試し、満足されている様子を見て、私もとても嬉しかったです。

”気づき”と”対策”で、確実にお家の不安要素は解消されていきます。

「家の中を安心できる場所にしたい。」

リノベハシモトはそのお手伝いをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。